憧れのエステティシャンってどんな仕事?
エステティシャンとは施術によって人を美しくする職業ですが、ただ単に美しくするわけではありません。その人の肌や身体の状態を見極め、悩みを解決したり癒しを提供する職業でもあります。
メインの仕事は施術ですが、施術前のカウンセリングも重要な仕事です。カウンセリングで聞き取るお客様のライフスタイルや日頃のお手入れの状況は、希望メニューに沿った施術プランを立てるための大切な情報源です。このプランに合わせて美容機器や手を使い、ボディケア、フェイシャルケア、脱毛、リフレクソロジーなどを行います。
施術後はお客様にあったホームケア化粧品や日常生活の改善に向けたアドバイスなどを行い、継続してサロンに通ってもらえるようアフターフォローを行います。またサロン内の掃除、リネン類の洗濯、施術に使用する化粧品や器具のセッティング、使用後の消毒、片付けや商品の在庫管理などの事務的な作業も行います。
エステティシャンはどんなところで働いている?
- ①エステティックサロン
- スクールなどの卒業者の大半はエステティックサロンに就職します。全国展開している大手サロンから個人経営の小規模サロン、化粧品メーカー直営のサロン、リラクゼーションサロンなど様々な形態があります。
- ②ホテル・ブライダルサロン
- ホテルが設置しているサロンやスパ、ブライダルサロンにも需要があります。
- ③専門学校講師、エステティックスクール講師
- 現場での経験をいかした指導が必要となるため、ある程度経験を積み上級資格を取得する人が多いです。
- ④メディカルサロン、介護福祉施設
- 医師によるアドバイスのもと施術を行う医療機関併設のサロン(皮膚科クリニックなど)、高齢者や障害者などを対象にした介護エステのニーズも増えています。
- ⑤独立・開業
- 数あるエステサロンの中で独立・開業していくことは決して簡単なことではありませんが、他店と差別化し一定のニーズをつかんで成功しているサロンもたくさんあります。
エステティシャンの1日
サロンで働くエステティシャンはどんなスケジュールで1日を過ごしているのか気になりますよね。サロンの形態によって違いはありますが、一般的なスタイルとして実際の流れを紹介します。
- 9:00
- 出勤10時オープンに合わせ1時間前に出勤。エントランスやサロン内の掃除をし、必要な備品の確認及びセッティング。朝礼で注意事項や予約内容などの情報を共有。
- 10:00
- 開店来店客にカウンセリングを開始。順番に施術。
- 13:30
- 休憩交代で、あるいは空き時間を利用して休憩。
- 14:00
- 業務再開1日に3〜4名くらいの接客。空いた時間は新米エステティシャンの技術指導や相モデルになることも。
- 18:00
- 退勤早番シフトの時はここで勤務終了。遅番スタッフへ引き継ぎ。
- 20:00
- 受付終了本日最後の来店客のカウンセリング及び施術を行います。
- 22:00
- 業務終了・閉店終礼でその日の反省や明日のスケジュールの確認。カルテの整理、片付け、掃除を行い閉店。