ネイリストへの道のり
- ①スクールで知識や技術を身につける
- ネイリストに求められる技術はアマチュアが思っている以上のレベルです。「ネイルは好きだし、まわりからも褒められるから」なんて軽い気持ちですぐにネイリストとして活躍できるほど簡単なものではありません。ネイリストになるには「通学」や「通信」のスクールでネイリストとして必要な知識を学び、プロの講師に技術指導を受けることが重要なポイントになります。
- ②資格を取得する
- ネイリストには国家資格はなく、知識と技術が身についていることを証明するネイリストの検定試験があります。検定試験には様々な種類があるので、次の「ネイリストの資格と難易度」で詳しく解説します。
- ③ネイルサロンに就職
- ネイルサロンに採用されるにはネイリスト検定で資格を取得しているかが非常に重要になります。資格内容によっては給料UPにもつながります。またサロン経験を積むことで、独立開業への道も開きます。
ネイリストの資格と難易度
ネイリストには国家資格がなく、様々な運営団体が独自にネイルの資格試験を行っています。有名な二つのネイル検定について紹介します。
- JNECネイリスト技能検定試験
- 日本で一番知名度の高い検定試験。ネイルサロンの採用基準でも一番多く使われています。
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- 3級:ネイルケアに関する基本的な技術&知識。入門レベル。合格率70〜90%
- 2級:サロンワークで通用する技術&知識。合格率約40〜50%
- 1級:トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術&知識。合格率30〜40%
- JNAジェルネイル技能検定試験
- ジェルネイルに特化した検定ですが、近年ジェルネイルが主流になりつつあるため受験者も増えています。
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- 初級:ジェルネイルの基礎的な技術&知識。難易度低め。合格率約70%
- 中級:サロンワークで通用するネイルケアカラーとジェル技術。合格率約60%
- 上級:ジェルネイルのスペシャリストとして通用する総合的な技術&知識。合格率約45%
ネイリストの仕事内容
ネイリストというとカラーリングやネイルアートが注目されがちですが、基本となるネイルケアはとても重要で、爪の補修や修復をするリペアも大切な仕事内容になります。
- ネイルケア
- 爪やすりで爪の長さを整えたり、表面を磨いたり、余分な皮膚や角質を除去する甘皮処理をして地爪をきれいに健康に保ちます。
- カラーリング
- ポリッシュ(マニキュア)を使います。ベースコート、ポリッシュ、トップコートの順に仕上げます。
- ジェルネイル
- ジェルを塗布して紫外線(UVライト)で固めます。
- ネイルアート
- アクリルカラーやラインストーンなどで美しくデザインを施します。
- リペア
- 割れたりかけてしまった爪を修復します。レジンやファイバーを使うとても高度なテクニックです。
- スカルプチュア
- 爪の長さを出して、希望の長さや形をつくれる人工爪。専用のアクリルパウダーやリキッドを使って施します。